長野県精密加工技術研究会 第4回先端加工技術研究会
理化学研究所は、超精密微細加工分野でも常に最先端の研究を数多く行っています。その中から、超高精度レンズ加工事例から最近取り組んでいる生体高分子の微細パターン加工まで、現在進行中の研究成果について、ホットな話題をご講演いただきます。 さらに、理化学研究所は、物体をこれまでの面による管理から開放しボリュームによって表現することを目指す新しいCADシステム「VCAD(ボリュームCAD)」を開発中であり、その特徴や先進性についても解説して戴きます。 (講習会参加案内より) |
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VCADは、立体をそのまま細分化し、小さな立体の集合をコンピュータ内部に再現します。このため、例えば工業用X線CTによる鋳物のデータをモデル化した場合、鋳物の内部に生じている不定形の空洞を無理なく表現できるなどの特徴を持っているとことこでした。欠点は大量のメモリを必要とすることにありますが、XYZ各512点で十分実用となるシミュレーションが可能であり、最近のパーソナルコンピュータなら十分解析可能とのことでした。 VCADによる鋳巣の解析 講演資料はこちら(ファイルが大きいのでご注意ください) (1)エレクトロスプレー・デポジション法 (PDF 0.6MB) (2)超精密マイクロ機械加工法による微細構造形成(PDF 0.95MB) |
2007/12/12