平成19年度見学会報告

1.日 程

平成19年11月20日〜平成19年11月21日

2.見学先

見学日
見学先

見学概要

11月20日
鍋屋バイテック会社様
 昨年度入会いただいた鍋屋バイテックさんを見学させていただきました。
 緩やかな坂を上ると、緑の森に囲まれた同社の工場(同社は工園と呼ぶ)があり、美術館に併設された社屋で、経営理念に関するレクチャーを受けました。同社の経営理念は「寿司バーコンセプト」と称し、「要るだけ・ゆっくり・決まったもの」を作ることをモットーとして多品種“微量”生産を行っているそうです。また、社内用の生産設備は内製しているのですが、「仕事がきつくなってはいけないので、能率の高い機械は作らない」そうです。また、「人は夜働いてはいけないので、鋳造部門の運転は8時間。夜は炉を止めます。」「普通に働いて、そこそこ儲かれば十分」等、大変不思議なお話を伺いました。
 その後、入社して間もないという若い方(女性)にご案内いただいて、工場を見学させていただきましたが、従業員の皆さんが、にこにこと楽しそうに働いておれらたのが印象的でした。また、案内の方に「会社は好きですか?」と質問したところ、迷い無く「はい!」と答えがあったと、見学会参加者の一人の方が感心しておられました。
 工園内の美術館は地域に開放されていて、定期的にプロによるコンサートも開催しているそうです。工場地域企業としての認知度も人気も高く、入社希望者をお断りすることもあるとのお話でした。
11月21日
ヤマザキマザック株式会社様
 11月19日〜12月1日まで実施されている同社の内覧会「Touch The Future 2008」に参加する形で、工作機械や工作機械の製造現場を見学しました。
 全く無人の建屋で、非常に大きなマシニングセンタが、工作機械のベットを切削している様子、一辺300mの広大な建屋でつぎつぎに工作機械が作られていく様子などを、じっくりと見学させていただきました。 日ごろの業務に直結する工作機械ということもあって、皆さん大変熱心にご覧頂いたため、予定時間をかなりオーバーしての見学となりました。
 その後、レクチャーとなりましたが、大きなホールで内覧会参加者全員に対するプレゼンテーションであり、質問等はできませんでした。大変多くの参加者の皆さんが、バスを連ねて続々と見学に訪れており、ものづくり大国日本の一端を見た想いでした。

 

3.見学の模様

(左)鍋屋バイテック様にて(背景の建物が美術館)、(右)ヤマザキマザック様にて(参加者10名)


(2007/11/21)
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