長野県精密加工技術研究会 重点事業 難削材の加工研究
昨年度まで、チタン、コバール、インコネルなどを対象に切削試験を行い、加工特性を調べて参りましたが、昨年度末に行った超音波振動切削実験で、難削材小物部品の加工に効果があるという感触が得られました。 低い切削速度にもかかわらず切削力が大幅に低下する、という超音波振動切削の特性は、そもそも速度を上げられない細軸加工に向いています。そこで今回は、コバール、純銅、純鉄の細軸加工を対象に、超音波振動切削と通常切削とを比較し、超音波振動切削の効果を検証します。 また、超音波振動切削装置を自社用に開発し、実際に生産活動に利用されている高島産業様から、導入事例の紹介として実践的なお話をお聞きします。 超音波振動切削の精密小物部品加工に対する効果を検証すると共に、現場へ導入する際のノウハウを知ることのできる、得がたい機会と存じますので、多くの皆様のご参加を頂きたく、ご連絡申し上げます。 (講習会参加案内より) |
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前半の実験では、超音波振動切削を初めて見る、という方や、超音波振動切削装置の採用を考えているが、今ひとつはっきりしないところがあり困っている、という方などが参加されました。 最終日では、高島産業様から実際に加工現場で使用されている、自社製の振動切削装置について紹介がありました。面粗さが向上すると共に、工具寿命が数倍になることなどが紹介され、参加された皆様も驚かれていました。 また、実験中は、参加された皆さん同士での情報交換が活発に行われていました。 実験データで得られた切削力(左:通常切削、右:超音波振動切削) 実験データ等はこちら 実験レポート pdfファイル 1.2MB 利用事例 pdfファイル 2.2MB 実験データ 40MB 実験データは、zip形式で圧縮されています。 ハードディスクの適当なディレクトリで解凍の後、 bccsView.exe を起動し、起動画面の ENTER をクリックしてください。 |
2007/3/26